インフルエンザの予防接種は受けましたか?
妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすく、また早産の可能性も高まります。
※「妊娠中のインフルエンザ(2009年5月)」参照

インフルエンザの予防接種は、妊娠初期でも後期でも禁忌なく受けられます。
妊娠中に予防接種を受けてお母さんに抗体ができていると、赤ちゃんも抗体を持って産まれます。
流行が始まる前に接種しておくことを、強くおすすめします。


さて、今回は、家族の誰かがインフルエンザにかかってしまった場合のお話です。
廣津医院の廣津伸夫先生が調べた内容を紹介します。

家族の中で最初に発症するのは、やはり乳幼児です。 そこから母親にうつります。
看病する中で仕方のないことと思いますが、部屋の加湿・マスクの着用など、感染予防に努めましょう。
兄弟・姉妹がいる場合、乳幼児から乳幼児への感染率も高いので注意が必要です。

そして、もっとも気を付けていただきたい人物、それは父親です。
乳幼児に次いで家族にうつす割合が高いのは、母親でも小・中学生の兄弟・姉妹でもなく、実は父親が発症した場合です。
母親→乳幼児の感染率が10.9%に対し、父親→乳幼児の感染率は15.4%。 さらに、母親→父親の感染率が1.9%に対し、父親→母親の感染率は8.8%。 父親が発症した場合、乳幼児にも母親にも容赦なくうつしていることが判ります。

父親に限らず仕事をしていると、休んで他人に迷惑を掛けるわけにはいかない、との思いがあるかもしれません。 けれど、どちらが迷惑ですか?  周りに感染を広げる方が、よほど迷惑ではないですか?

治療を始めるのが発症から2日を過ぎると、家族に感染を広げる確率は、早く治療を始めた場合の5倍に跳ね上がります。
インフルエンザの診断が短時間で可能になり、以前からの内服薬・吸入薬・点滴薬に加え、一回の服用ですむ新薬も発売されています。
まずは予防、そして発症してしまった場合はすぐに治療、そして周りに広げない!
徹底しましょう。